「アンデス薬草の女王」と言われるスーパーフードのマカ【読むサプリ】

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バイオサプリのサプリメントの多くに、マカが配合されています。
栄養分を多く含み「スーパーフード」「アンデス薬草の女王」と呼ばれているマカとはどんなものなのか、ご紹介いたします。

厳しい環境で育つ球根野菜

マカは、南米ペルーの標高4,000m以上のアンデス山脈の厳しい環境で栽培されているアブラナ科の球根野菜です。記録では100種類もあり、その内、11種類がペルーで自生しています。
茎は5センチと短く、円錐形根(実)の部分に栄養があり、黄色、ピンク、紫、黒など色によって種類が分かれています。
その中でも現地で特に珍重される濃色系のモラーダ種には、女性に不足しがちな鉄分やアントシアニンが他のマカ種に比べ豊富に含まれているといわれています。
南米アンデス山脈にある海抜4,000~5,000mにあるボンボン高原がマカ栽培の中心地となっており、首都・リマから車で半日以上かかる距離にあります。赤道上に位置しながら夏でも昼間の気温が20℃、夜間はマイナス15℃と激しい温度差があり、強烈な太陽光線、薄い空気、雹(ひょう)霰(あられ)・霜、そして冷害や干ばつと、非常に厳しい環境下で耐えて育ちます。
年間の平均気温は7℃以下という厳しい気候条件が特徴です。

マカの歴史

マカの歴史は古く、数千年前から栽培されていたといわれています。
考古学においては、マカの起源はペルーのフニン州という地域であると考えられています。
ペルーの古代国家であるインカ帝国の時代には、既にマカが人々に食されており、生のマカを焼く、蒸すといった方法で調理され、食卓に欠かせない食べ物として珍重されていました。
また、乾燥させたマカは長期保存が可能であることから、保存食としてだけではなく、低地で収穫されるコメやトウモロコシなどの穀類と交換することができる貴重な交易資源として扱われていました。
現在では、マカが滋養強壮だけではなく、生殖能力の維持や改善に効果があるとして注目されており、マカを乾燥させた粉末や、マカから抽出されたエキスがサプリメントの原料として利用されています。

スペイン人のインカ帝国征服の要因はマカ?

インカ帝国を征服したスペイン人は、侵略のために多くの馬を持ち込みました。
しかし、馬たちは高地での過酷な自然環境に適応できず、子孫を残すことなく次々と倒れてしまいました。
そこで、アンデスの先住民たちに教えられたマカをエサとして食べさせたところ、馬の活力がよみがえり、繁殖が盛んになり絶滅の危機を逃れたといわれています。この出来事が、スペイン人がインカ帝国を征服するひとつの要因となったといわれています。

また、歴史家によれば、スペイン人がアンデス山脈の高地に近づくにつれ、非常に栄養状態の良い子供達と体格の良い大人たちに出会って、なぜなのかと調べたところ、マカの効果に行き着いたとのことです。
そこで、征服の期間中に豚や鶏などの家畜の育成にもマカを使用したと考えられています。

マカの栽培方法

マカの種の大きさは約1mm~2mm前後と、とても小さい種ですが、非常に厳しい環境下で大地の栄養を貪欲に吸収し、豊富な栄養を蓄えてカブのような形をしたマカへと成長していきます。
気候等の状況にもよりますが、9月から10月の雨期が始まる頃に種をまき、翌年の6月から7月にかけて収穫します。

マカの種まき

マカは、10~11月にかけて種まきが行われます。
蒔く前に、マカの種が一箇所に固まらないように、あらかじめ土と一緒によく混ぜておきます。そして、土と混ざったマカの種を手で掴んで広範囲に蒔きます。

種を蒔き終わった畑に羊を歩かせることで、自然と畑の土に混ざり合い、地中深くへと埋まっていきます。機械を使用せず、種が土の中に埋まるよう畑一帯を踏みならすという自然農法を行います。

マカの収穫

マカの収穫は、6月から7月にかけて収穫します。富士山の頂上よりも高い標高4,000mを超える場所にあるボンボン高原でのマカ収穫作業は過酷を極めます。普段日本で生活している人だと、ボンボン高原で少し小走りしただけで酸欠による頭痛・吐き気に襲われてしまいます。このような過酷な条件下で、収穫作業が行われます。
収穫されたマカはじっくりと天日乾燥を行い、 貯蔵庫にて出荷の時を待ちます。

豊富な栄養素の理由

一度マカを栽培した土地は、その後数年間不毛になるといわれています。これは、マカが栄養を蓄える過程で、土壌の栄養分を吸い取ってしまうためです。 そのため、マカを栽培したあとは5~6年ほど土地を休ませる必要があり、再び土壌に栄養が行き渡ってから栽培を再開するという方法が取られています

マカに含まれる栄養素

マカの主成分は炭水化物ですが、根菜類の中でも特にたんぱく質が豊富に含まれています。
マカにはたんぱく質を構成するアミノ酸のうち、老化を予防するアルギニンを含む9種類の必須アミノ酸※1をバランス良く含んでいます。
※1:必須アミノ酸…動物の成長や生命維持に必要であるにも関わらず体内で合成されないため、食物から摂取しなければならないアミノ酸のこと。バリン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、メチオニン、リジン、ヒスチジン、フェニルアラニン、トリプトファンの9種類。
さらに、マカには18種類のアミノ酸、鉄、カルシウム、亜鉛などのミネラル、食物繊維、ビタミンのほか、アントシアニンやサポニンなど、多くの栄養成分が含まれています。このように、栄養素を豊富に含むマカは「アンデスの女王」とも呼ばれており、滋養強壮の効能に注目が集まっています。

マカの栄養成分構成
ビタミンC、カリウム、カルシウム、リン、ナトウリム、ビタミンE、マグネシウム、ナイアシン、鉄、ビタミンB6、亜鉛、ビタミンB1、マンガン、ビタミンB2、セレン、カロチン、銅、ビタミンB12
マカのアミノ酸構成
グルタミン酸、メチオニン、アルギニン、アスパラギン酸、ロイシン、バリン、グリチン、アラニン、フェニールアラニン、リジン、セリン、イソロイシン、トレオニン、チロシン、ヒスチジン、サルコシン、プロリン、システイン、トリプトファン

マカモラーダ(赤または紫を中心とする濃い色のマカ)及び黄色マカのミネラル成分の相違

成分黄色マカマカ・モラーダ
カリウム842.31010.4
カルシウム357.3356.2
リン266.1334.7
硫黄233.00.0
マグネシウム95.736.0
鉄分13.895.0
ナトリウム29.433.3
シリカ9.54.8
亜鉛2.92.8
マンガン2.52.7
0.70.8
グロリア・チャコン著 『MACA』より抜粋

美肌効果

マカに含まれるアルギニンには、成長ホルモンの分泌を促進することによって、老化を予防する効果があります。皮膚や筋肉、骨、血管などをつくる細胞の新陳代謝※2は、成長ホルモンによってコントロールされています。
※2:新陳代謝…古い細胞や傷ついた細胞が、新しい細胞へ生まれ変わること。
成長ホルモンの分泌は、20歳頃から徐々に減少するため、老化が進行してしまいます。皮膚で老化現象が引き起こされると、しわやたるみとなって肌の表面に現れます。
新陳代謝が衰えると、古い角質が肌の表面に蓄積されたままになるため、肌荒れが引き起こされやすくなります。
このように、老化を予防するためには、成長ホルモンの分泌量を増加させることが重要となります。

アルギニンは、成長ホルモンの分泌を活発化させる働きがあるといわれており、アルギニンが含まれるマカを摂取することで、肌の老化予防に役立てることができます。
またマカには紫外線によるメラニン産生を抑制する他、紫外線照射による皮膚のダメージを和らげる働きも報告されており、肌を守る効果が期待されています。
ビタミンB群は、皮膚の新陳代謝を促進し、肌に弾力性をもたらします。そして、ビタミンEには、血行を促進することで肌の血色を良くする働きがあります。
また、マカに含まれているミネラルのひとつである亜鉛は、成長ホルモンの分泌を促進し、新陳代謝が正常に行われるよう働きかけるため、若々しい肌を保つ上で重要な成分です。

更年期障害による症状を改善する効果

更年期障害は、女性ホルモンのバランスが乱れることによって引き起こされます。
女性ホルモンはふくよかな体つきや、妊娠・出産といった生殖活動を行うために分泌されます。
しかし、年齢とともに卵巣の機能が衰え、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンの分泌が減少することによってホルモンバランスが乱れてしまい、様々な不快症状が現れる更年期障害が引き起こされます。

更年期障害になると、顔のほてりやのぼせ、発汗、肩こり、頭痛などの身体的な症状に加えて、イライラ、不安、憂鬱など、精神的な症状がみられます。

また、無理なダイエットやストレス、喫煙、睡眠不足などの生活習慣が原因でエストロゲンの分泌が減少するといわれているため、若い女性の場合でも、更年期障害に似た症状が現れることがあります。
マカには更年期障害であるうつ症状や不安症を和らげるほか、骨粗しょう症の予防にも役立つことが報告されており、更年期障害予防効果が期待されています。

動脈硬化を予防する効果

動脈硬化は、血管が老化してしまうことによって引き起こされます。
この血管の老化は活性酸素の増加が原因だとされています。動脈硬化により血管が細くなり血栓※3ができやすくなると、心筋梗塞や脳梗塞など命に関わる病気になる危険性が高まります。
※3:血栓…血液中の血小板などが固まってできる塊。動脈硬化や脳梗塞の原因にも成り得るといわている。

体の中に入ってきた細菌やウイルスを退治してくれる働きを持つ活性酸素は、人間の体にとって必要なものですが、増えすぎるとその強力な作用により細胞を傷付けてしまうため、病気や老化の原因となります。​
活性酸素は、大気汚染や紫外線、ストレス、喫煙、食品添加物の過剰摂取などが原因で増加するといわれており、現代人の生活環境は、活性酸素によるダメージを受けやすいのです。
マカは、活性酸素による体のサビつきを予防する抗酸化作用※4があり、この血管の老化を防ぐことによって、動脈硬化を予防する効果があります。
※4:抗酸化作用…たんぱく質や脂質、DNAなどが酸素によって酸化されるのを防ぐ作用。


マカが「スーパーフード」や「アンデスの女王」と呼ばれる理由はこれらにあるのです。