免疫力を高めるために意識したい習慣【読むサプリ】

読むサプリ

私たちの身の回りには細菌、ウィルス、ほこりや汚染物質など体に有害なものがたくさん存在しています。また、人間の体内では毎日がん細胞など体に害をもたらす細胞ができていますが、免疫という自己防衛システムが働くことで、有害物質を排除し、病気にならないようにしています。

免疫力が下がると

■ウィルス・感染症などにかかりやすくなる
■肌が荒れる
■アレルギー症状(花粉症・アトピーなど)が生じやすくなる
■下痢をしやすくなる
■疲れやすくなる

免疫力を高めるには

腸内環境を整える

免疫細胞の6割は腸にいると言われます。腸内の免疫細胞を活性化できる食べ物をとることが大切です。免疫細胞を活性化させるには腸内の善玉菌を増やす、善玉菌のえさになる食べ物をとりましょう。乳酸菌は、それ自体が善玉菌であり、他の善玉菌のえさにもなります。乳酸菌を含む食品はヨーグルトなどの乳製品のほかに、日本古来の植物由来の乳酸菌で発酵させた発酵食品があります。乳酸菌以外にも麹菌、酵母菌、酢酸菌、納豆菌などの発酵食品も、古くから受け継がれ日本人の体にあった発酵食品と言えます。味噌、醤油、酢、納豆、ぬか漬け、たくあん、鰹節などがあります。

体温を上げる

免疫細胞は血液の中にいるので、体温が下がり血行が悪くなると、体内に異物を発見しても素早く攻撃できません。免疫力が正常に保てる体温は36.5度程度と言われています。現代人は低体温傾向にあります。日常の中で体温を上げて免疫力を高めるよう心がけましょう。

生活習慣の見直し

体を動かす

1日10分程度の運動をして体を温めましょう。あくまで自分のペースで無理はしないようにしましょう。

栄養バランスのとれた食事をとる

良質なたんぱく質、ビタミン、ミネラルをバランスよくとりましょう。日本人が伝統的に食べている発酵食品、玄米や野菜中心の食生活がお勧めです。

ぐっすり眠る

睡眠中は免疫細胞の働きが活発になり、免疫力が高まります。

入浴して体を温める

38~40度くらいのお風呂に10分以上つかると、体が芯から温まり全身をほぐしながら免疫力を高めます。

よく笑う

笑うとNK細胞という免疫を司る細胞が活性化することがわかっています。笑うと血行が良くなり、ストレスに関するホルモンが減り、心が穏やかになる効果があります。作り笑いでも効果があると言われています。

体を温める食べ物・冷やす食べ物

最後に体を温める食べ物・冷やす食べ物をご紹介します。体を冷やさず、温めて、元気に過ごしましょう

体を温める食べ物体を冷やす食べ物
野菜類生姜、唐辛子、にんにく、にら、
大根、長ネギ、ごぼう、玉ねぎなど
そば、小麦
果物・ナッツ類栗、松の実、桃、ざくろなどバナナ、マンゴー、パイナップル、梨、柿など
魚介類サバ、アジ、いわし、海老、かつおなど蟹、牡蠣、しじみなど
肉類羊肉、鶏肉、鹿肉など馬肉
その他卵、みりん、味噌、ごま油などこんにゃく、豆腐、バターなど
飲み物日本酒、梅酒、紅茶、ココアなど牛乳、緑茶、コーヒーなど

体を冷やす食べ物をとるときは、加熱調理したり、体を温める食べ物と一緒にとったりしてバランスをとりましょう。